台風18号が韓国南部直撃

2016年10月05日 18:51

強い台風18号が5日未明、韓国南部の済州島(제주도)に上陸した。同島西部の高山里(고산리)では最大瞬間風速56.5メートルを観測。島の中央にある漢拏山(한라산)では1時間に170ミリの降雨を記録した。激しい雨や強風により、同日午前5時現在、延べ約2万5000世帯以上が停電した。また韓国南部に記録的な大雨が降っており、数百人が避難するなど被害が続出している。4日午後から5日午後2時までの降水量は済州島(제주도)・漢拏山(한라산)で659.5ミリ、蔚山(울산)・梅谷洞(매곡동)で374ミリなどとなっている。各地では川が氾濫し、市内の道路や住宅街などが浸水するなどの被害も出ている。済州(제주)、釜山(부산)、蔚山(울산)で4人が死亡し、2人が行方不明となっている。また、河川の氾濫により住民数百人が避難するなど影響が広がっている。