北朝鮮住民、K-POP・韓国ドラマに夢中

2015年01月27日 17:59

「北朝鮮住民(북한 주민)の85%は外国、特に韓国から入手した映像物を見たことがある」。ロバート・キング国務省北朝鮮人権特使(로버트 킹 국무부 북한인권특사)が21日、欧州議会人権小委員会(유럽의회 인권소위원회)で明らかにした内容だ。米国国務省8미국 국무부)は26日(現地時間)、キング特使(킹 특사)の当時の発言を紹介しながらこのように伝えた。キング特使(킹 특사)は「北朝鮮では周波数が合うラジオ(라디오)を所有すること自体が違法だが、脱北者・難民ら北朝鮮から脱出した人々の35%は、外国のラジオ(라디오)を聴いた経験があった」としながら「また北朝鮮住民(북한 주민)の85%は外国、特に韓国から入手したDVDなどの映像物を見たことがある」と話した。北朝鮮住民(북한 주민)たちは韓国の大衆歌謡(한국 대중가요:K-POP)にますます親しんでいるという説明だ。さらに『タイタニック(타이타닉)』『ベッカムに恋して(슈팅 라이크 베컴)』などの外国映画を見たという者もいる。キング特使(킹 특사)は北朝鮮政府(북한 정부)が情報接近を遮断しているために北朝鮮住民(북한 주민)たちが北朝鮮内外の情報をまともに把握しにくいと指摘した。一例として現在の北朝鮮には200万台を超える携帯電話휴대전화があるが、国際電話(국제전화)できない国内用で、これさえ密着監視밀착 감시されている。インターネット(인터넷)に接続できる人々もエリート階層(엘리트 계층)のごく少数に過ぎない。しかし今や北朝鮮当局の厳格な情報統制にもそろそろ亀裂(균열:cracks)が出始めたというのが彼の主張だ。情報の巨大な波を完ぺきに遮断することが不可能だからだ。キング特使(킹 특사)は「国際社会は決して北朝鮮事情に目を閉じておらず、閉じてもいけない」として北朝鮮核兵器プログラム(북한 핵무기 프로그램)から人権弾圧(인권탄압)に至るまであらゆる動きに注目すると示唆した。