北朝鮮のネット接続不能

2014年12月23日 15:26

北朝鮮が運営するインターネットサイトが、23日午前1時から接続不能な状態になっている。北朝鮮メディアを24時間モニタリングしている韓国の聯合では、前日とこの日午前1時まではどのサイトにも問題なく接続できた。その後、状況は一転。午前8時現在、朝鮮中央通信(조선중앙통신)や朝鮮労働党機関紙の労働新聞(노동신문)などのホームページには全くアクセスできない。対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士(우리민족끼리)」や北朝鮮の公式ポータルサイト「ネナラ(내나라:わが国)」などは午前6時ごろから、つながったり切れたりの不安定な状態が続く。一方、在日本朝鮮人総連合会機関紙の朝鮮新報(조선신보)や、在米同胞が運営する北朝鮮寄りネットメディアの民族通信など、北朝鮮が直接運営していないサイトには円滑に接続できる。ニューヨーク・タイムズ(뉴욕타임스)など米メディアは22日(現地時間)、北朝鮮のインターネットは19日夜から不安定な状態だったが、完全に接続不能になったと報じた。オバマ米大統領(오바마 대통령)は先週末、北朝鮮の関与が疑われる米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに対するサイバー攻撃に関し「相応の対応」を公言したが、今回のネット接続不能との関連は明らかでない。北朝鮮の対応も注目される。