北朝鮮に深夜営業のコンビニ
2015年01月20日 17:54
北朝鮮に午前0時まで営業するコンビニチェーン(편의점인 연쇄상점)が登場した。在日本朝鮮人総連合会(재일본조선인총연합회)(朝鮮総連:조선총련)機関紙の朝鮮新報8조선신보は19日、「新しい商業形態 標語は安定、便利새로운 상업형태 표어는 안정 편의」」という見出しの平壌発の記事を掲載し、「昨年12月20日、平壌に新しい形態の商店が開業した(지난해 12월20일 평양에 새로운 형태의 상점이 개업했다)」と報じた。同紙によると、同商店は平壌市内の3カ所にオープンし、食料品(식료품9や各種日用品(각종 일용품)を販売。朝6時から午前0時まで営業するという。同商店の運営主体は国営企業で、北朝鮮の生産地で大量に買い入れを行うことにより低価格で仕入れ、消費者にも低価格で供給する方式を取っている。同紙は「総合商店が朝6時から午前0時まで営業するのは新しい試み(종합상점이 아침 6시부터 밤12시까지 영업하기로 한 것은 새로운 시도)」とした上で、「人々が時間に縛られることなく、いつでも物品を購入できるよう営業時間を拡大した(사람들이 시간적 구애를 받음이 없이 언제든지 물품을 구입할 수 있도록 영업시간을 확대했다)」と説明。また、家の近所で買い物ができるよう住宅街に店を構えたという。同商店は別の店舗でも、品物と価格、サービス方式を統一させ、チェーン店の形式を取った。同商店は配達サービスと食料品中心の移動販売だけでなく、今後は飛行機や列車のチケット販売なども行い、今年春までに平壌市内だけで約20店舗をオープンさせる計画だ。