北朝鮮が観光サイト開設

2014年12月01日 19:38

北朝鮮が1日、外国人観光客を呼び込むため名勝地や観光コースなどを紹介するウェブサイト「朝鮮のきょう(조선의 오늘)」を開設した。これまで「ネナラ(내 나라:わが国)」「わが民族同士(우리민족끼리)」などのサイトで北朝鮮について宣伝してきたが、観光に特化したサイトは珍しく、注目を集めている。サイトでは北朝鮮を平壌(평양)、北部(북부)、西部(서부)、東部(동부)の4地域に分けて観光地の写真や詳細な情報を掲載。北朝鮮までの航空、鉄道路線のほか入国手続きや観光コース、宿泊施設などを紹介している。北朝鮮に発着する国際線は平壌(평양)―北京(베이징)、平壌(평양)―瀋陽(선양)、平壌(평양)―ウラジオストク(블라디보스토크)など計10路線。3泊4日から10泊11日までのツアーコースも用意しており、10泊11日コースは平壌市内(평양 시내)から南浦(남포)、開城(개성)、東海岸の元山(원산)などを回り平壌に戻るスケジュールだ。宿泊施設に関しては高麗ホテルなどの特級ホテルをはじめ10カ所の住所や連絡先、客室情報、写真が公開されている。北朝鮮当局のウェブサイト「ネナラ(내 나라)」にも観光情報が掲載されているが、宿泊施設について平壌市内の4カ所の写真のみ掲載するなど、情報に乏しかった。このため同サイト新設は外国人観光客誘致に力を入れていることの表れとみられる。北朝鮮は最近、月刊誌「錦繍江山(금수강산)」をはじめ対外用メディアを動員して観光地をPRするなど外国人客呼び込みに力を入れている。

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