北朝鮮 元山―金剛山を「国際観光地帯」に

2014年06月14日 17:58

北朝鮮が東部の江原道(강원도)・元山(원산)から金剛山(금강산)にわたる地域を経済特区(경제특구)の「国際観光地帯(국제관광지대)」に指定する政令を発表した。朝鮮中央通信が12日報じた。同通信は「世界的観光地に変貌する元山地区と東海の名勝地で国際観光を一層活性化させる」と説明した。元山近郊には金正恩(キム・ジョンウン:김정은)第1書記の肝煎りで昨年末に完工した馬息嶺スキー場(마식령스키장)もある。北朝鮮は同地域を国際的観光地として開発中とされるが、国際観光地帯の指定を公式発表したことにより、開発が一層進むものとみられる。韓国の民間シンクタンク、IBK企業銀行経済研究所は「外貨を誘致し主要観光地を連結する国際的観光ベルトをつくる動きが本格化する」と予想した。