北のネットインフラ 簡単に攻撃可能
2014年12月26日 19:05
23日から北朝鮮のインターネット(인터넷)が二日連続でアクセス不能となり、「米国によるサイバー報復説」まで取りざたされているが、世界的なサイバーセキュリティー企業「ディン・リサーチ(Dyn Research:딘 리서치)」のIT担当者は「北朝鮮のネットをまひさせるのは驚くほど簡単だ」と語った。米国のネット新聞「ビジネス・インサイダー(Business Insider)」が報道した。ディン・リサーチ(딘 리서치)は23日、北朝鮮のネットがダウンしていることに最初に気付いた。米国のIT専門家によると、北朝鮮のネットダウンは「まあまあのレベルの」DDoS(Distributed Denial of Service:디도스)攻撃を受けたものだという。DDoS攻撃(디도스 공격)とは、サーバーの容量を超える情報を一度に送ってダウンさせることで、2011年の農協金融のコンピューター・ネットワークまひも同じ手法が使われた。北朝鮮がそれほど高度ではないDDoS攻撃(디도스 공격)に屈したのは、ネット基盤が非常に狭く、集中攻撃を受けやすいからだ。ビジネス・インサイダーは「北朝鮮全体のネット・インフラは米国の中小企業1社程度の規模に過ぎない」と報じている。また、ディン・リサーチ(딘 리서치)は「北朝鮮を攻撃したDDoS(디도스)サービスは商業化されているもので、サービス提供サイトでカード決済し、北朝鮮のネットを狙いさえすれば誰でも攻撃可能だ」と指摘した。