光州ビエンナーレ 来月開幕

2016年08月27日 21:00

韓国南西部の光州市一帯で開催される現代美術の祭典、光州ビエンナーレ(광주비엔날레)が9月1日に開幕する。来月1日午後6時40分から光州ビエンナーレ(광주비엔날레)展示館近くの広場で行われる開幕式では、式典公演に続き朴良雨(パク・ヤンウ:박양우)光州ビエンナーレ(광주비엔날레)(代表理事が開幕を宣言する。俳優ヒョンビン(현빈)さんの広報大使委嘱式も行われる。開幕式に続き、チャレンジ精神にあふれた作品を制作したアーティストに贈られる「ヌン芸術賞(눈 예술상)」の授賞式も開催される。さらに、美術の発展に貢献したアーティストに「中堅作家賞(중견작가상)」、若手アーティストに「新進作家賞(신진작가상)」が贈られる。テーマ公演や市民がLED(発光ダイオード)風船を飛ばす光のパフォーマンスが式典を彩る。開幕式には駐韓英国大使ら各国の大使が参加する予定だ。ドクメンタ13(ドイツ)のキャロライン・クリストフ(캐롤린 크리스토프)=バカルギエフ芸術監督(바가이예프 예술감독)、リバプール・ビエンナーレ(리버풀 비엔날레、英国)のサリー・タラント(샐리 탈란트)代表、森美術館(모리미술관)の片岡真実(마미 카타오카)チーフ・キュレーター(수석큐레이터)ら、海外の著名なアート関係者も光州を訪れる予定だ。開幕を控え、作品の展示作業も大詰めを迎えている。光州ビエンナーレ(광주비엔날레)展示館外壁には縦16メートル、横29メートルの作品「情報の空」が展示された。オンライン媒体を活用する視覚芸術分野グループ、メタハーベン(Metahaven)の作品で仮想現実をテーマにしている。ソウルと米ニューヨークで活動するイ・ジュヨ氏とチョン・ジヒョン氏のコラボレーション作品「Dawn Breaks」も展示されている。今年の光州ビエンナーレ광주비엔날레は「第8気候帯―芸術は何をするのか」をテーマに、11月6日まで37カ国・地域から120人のアーティストらが参加して行われる。