先生の日(ススンエ ナル:스승의 날)

2013年05月12日 21:55

韓国では毎年5月15日を「先生の日(ススンエ ナル:스승의 날)」としている。先生やかつての恩師を敬い、感謝の気持ちを伝える日である。もともとは1964年5月24日「恩師の日」として始まったが、翌1965年に世宗(セジョン:세종)大王の生まれた5月15日に日付を変更し、名称も現在の「先生の日」に改称された。韓国語「ススン」は、漢字で書くと「師匠」である。ハングルを作った偉大な功績を残し、今なお韓国で国民的尊敬を集める世宗大王と関連しているあたりが、韓国人の「先生(師匠)観」を感じさせる。5月15日早朝、韓国の街頭では、いつものかばんにプラスして、花やプレゼントを手にした子どもたちの姿をあちこちで見かける。通学路にある文房具屋の軒先は、一日だけの即席花屋に様変わり、きれいにラッピングされた一輪の花を、お小遣いで買う子もあり、お母さんに言われて買う子もある。