今村昌平監督の代表作上映会 ソウルで5日

2014年11月03日 14:31

故今村昌平(이마무라 쇼헤이)監督の代表作を集めた上映会がソウルで開かれる。韓国映像資料院(한국영상자료원)は今月5日から来月31日までソウル・上岩洞のシネマテクKOFA2館で、毎週水曜日に今村監督の作品を1作ずつ上映する。上映会は日本の国際交流基金(일본국제교류기금)との共催。1958年に「盗まれた欲情」でデビューした今村監督は、60年代に大島渚監督と共に日本映画に変革を起こした。戦後の日本をコミカルに描く一方、貧困層のたくましい生命力にスポットを当て世界的な巨匠となった。「楢山節考(나라야마 부시코)」(1983)と「うなぎ(우나기)」(1997)で2度、カンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドールを受賞している。今回の上映会では「盗まれた欲情」のほか、「にあんちゃん」(1959)、「豚と軍艦(돼지와 군함)」(1961)など8作品が上映される。