仁川ア大会 日中韓の激しいメダル争いの結果

2014年10月04日 19:10

日本(일본)、中国(중국)、韓国(한국)はアジア大会では間違いなく3強だ。イランが2位に入った1974年のテヘラン大会以降、この3カ国は常に1-3位に名を連ね、とりわけ中国は1982年のニューデリー大会から毎回総合1位を維持している。98年のバンコク大会から前回の広州大会まで中国に続きずっと2位を維持してきた韓国は今回、5大会連続の2位をすでに決めた。日本、中国、韓国のメダル争いは今回も非常に激しかった。韓国は2日目までに12個の金メダル(금메달)を獲得し、この時点で一時トップに立った。これに対して中国は22日にトップを奪い、その後も次々と金メダルを獲得。3日の時点で中国は金149、銀107、銅81と圧倒的な数のメダルを獲得した。韓国は大会6日目の25日に一時日本に2位の座を奪われた。しかし翌日には再び金メダル1個差で2位に上がり、その後も次々と金メダルを獲得して日本との差を開いていった。3日の時点で韓国が獲得したメダルは金77、銀71、銅80となり、金メダルの数では広州大会(76個)を超えた上、金46、銀73、銅76の日本にも大きく差をつけた。日本は今大会も広州大会(광저우대회)(金48、銀74、銅94)とほぼ同じ成績だった。日本は大会終盤まで韓国を追撃し、2位争いは非常に激しかった。韓国のエリートスポーツ強化に刺激を受けた日本は、2001年に韓国の泰陵選手村をモデルにナショナル・トレーニング・センターと日本スポーツ科学センターを同時に立ち上げた。また日本は2020年の東京五輪(2020도쿄올림픽)開催がすでに決まっていることもあり、今後も引き続き選手強化に力を入れそうだ。しかし韓国はこれまでの得意種目であるフェンシング(펜싱)(金7)、ボウリング(金7)、テコンドー(金6)、アーチェリー(金5)、テニス(金5)などで確実にメダルを確保したほか、ヨットでも金メダルを4個獲得するなど新たな得意種目も発掘している。球技でも韓国は結果を残した。男子サッカー、野球、男女のバスケットボール、女子バレー、女子ハンドボール(여자 핸드볼)、女子ホッケー(여자 하키)で韓国は次々と金メダルを獲得した。中国は得意種目の飛び込みで10個の金メダルを全て手にし、また陸上競技では金メダル15個、競泳수영では22個の金メダルを獲得した。射撃はなんと27個もの金メダルを手にした。日本は競泳で12個の金メダルを獲得し、また柔道では6個の金メダルを手にするなど「宗主国」としてのプライドを守った。さらにトライアスロンでは3個の金メダル全て、またレスリングでは4個の金メダルを獲得した。個人で最も多くのメダルを手にしたのは誰だろうか。中国では体操の姚金男 、競泳の寧沢濤、沈鐸の3選手が4個の金メダルを獲得した。日本は競泳の萩野公介が今大会最多のメダル(金4、銀1、銅2)を獲得し、韓国はボウリングで李奈英(イ・ナヨン:이나영)が4個の金メダルを手にした。