京都・高麗美術館 韓国の伝統組み紐の特別展
2016年12月06日 16:54
朝鮮半島の美術品を展示する高麗美術館(고려미술관、京都市)で、特別展「メドゥプ 韓国の伝統組み紐(한국의 전통 매듭)」が開かれている。韓国メドゥプ研究会(한국전통매듭연구회)との共催で、来年3月26日まで。高麗美術館(고려미술관)が所蔵する韓国の伝統刺しゅうの作品も併せて展示される。特別展初日の今月3日には、メドゥプ作りを体験するワークショップ(한국 매듭 만들기를 체험하는 워크숍)も開かれた。メドゥプ(매듭)は三国時代(삼국시대)に中国から伝わり、朝鮮王朝時代(조선시대)には宮中儀式や衣服の装飾、また人々の韓服の装飾にも用いられた。韓国の重要無形文化財に指定されている。高麗美術館(고려미술관)の関係者は6日、京都でメドゥプ(매듭)を紹介する初めての場だとしながら、「日本にはない、韓国式のさまざまな組み紐の作品をお目にかける」と紹介した。