九九が書かれた百済時代の木簡

2016年01月19日 17:42

九九(구구단)が書かれた百済時代(백제시대)の木簡(목간)が韓国中西部で見つかった。韓国文化財財団(한국문화재재단)は18日、百済時代(백제시대)の泗泚城跡(사비 성터)がある忠清南道扶余郡(충남 부여군)の農業施設新築用地での遺跡発掘調査(유적 발굴조사)で出土した木簡のうち1点で九九の一部が確認されたことを明らかにした。この木簡は長さ30.1センチ、幅5.5センチ、厚さ1.4センチで刀の形をしており、百済時代(백제시대)の6~7世紀のものと推定される。表に「三四十二(삼사십이)」などの九九(구구단)がうっすらとした墨文字で書かれている。財団側は「鮮明に記されてはいないため、詳しいことはさらに精密な検査が必要だ(다만 선명하게 적힌 것이 아니라서 자세한 내용은 더욱 정밀한 검사를 거쳐야 한다)」と話している。