中秋節連休 駅や空港は帰省客で混雑
民族最大の名節である秋夕(추석:今年は9月8日)連休を控えた5日、ソウル駅(서울역)や高速バスターミナル(고속버스 터미널)、空港(공항)は一足先に帰省する人々でごった返した。今年の秋夕連休(추석 연휴)は6日から10日までの5日間。ソウル駅(서울역)で列車を待っていた乗客の多くは20代の男女で、子どもを連れた母親の姿も目に付いた。ソウル高速バスターミナル(서울고속버스터미널:ソウル市瑞草区:서초구)も午前10時ごろから帰省客が集まり始め、チケット売り場の前には長い列ができた。職員によると、南東部・釜山行きのバスは同日と翌6日のチケットがほぼ売り切れたという。行き交う人々は帰省先へのギフトを包んだ風呂敷(선물보따리)を持っていたり、果物の箱やハムセットなどを抱えていたりしたが、表情には余裕がみられた。高速道路(고속도로)はこの日午前、ほぼ全ての区間でスムーズに流れた。ただ、ソウルやソウル近郊の仁川、釜山周辺の高速道路(고속도로)は、帰省客のためか一部区間で渋滞が起きた。国土交通部は、高速道路(고속도로)の帰省ラッシュのピークは6日午前、Uターンラッシュのピークは8日午後になると予測している。5~11日の全国移動人数は3945万人で、昨年の秋夕に比べ13.3%増える見通し。長い連休を海外で過ごす人や、飛行機で帰省する人などで空港(공항)も混雑し始めている。仁川国際空港(인천국제공항)は、5~11日に韓国を出国する人は44万2436人、入国する人は44万3302人に達すると予測している。国内線がほとんどの金浦国際空港(김포공항)は、同期間に国内を移動する人は38万1614人に上ると見込んでいる。