上野樹里、ソウルでドラマ制作発表会

2015年10月29日 19:35

「今度は痛みを乗り越えて愛を見いだす女性の役です」 日本の人気漫画『のだめカンタービレ(노다메 칸타빌레)』が韓国でドラマ化された時、ヒロイン「のだめ」役の有力候補と言われた女優たちは、ひどい批判に悩まされた。「のだめ」を演じた上野樹里(우에노 주리)に取って代われる女優がいないからだ。韓国の熱狂的なファンたちにとって、上野樹里(우에노 주리)はかわいくてハチャメチャな「のだめ」そのものだった。上野樹里(우에노 주리)がソウルにやって来た。28日に開かれたウェブドラマ『シークレットメッセージ(시크릿 메시지)』の制作発表会に現れた上野樹里(우에노 주리)に、「のだめ」の弾けるような元気さはなかった。ショートヘアになり、丁寧な言葉遣いで記者たちの質問に答える。ドラマで友人役を演じた女優ユ・インナ(유인나)は上野樹里(우에노 주리)を「まじめできちょうめんで情熱的」と評した。上野樹里(우에노 주리)は「漫画っぽくデフォルメされたキャラクターとして韓国のファンに強いインパクトが残っているのを負担には感じていません。ネガティブなものをポジティブに変える演技がしたい。悪い感情を表に出したり、誰かを殴り殺したりする演技より、傷をどう克服して変化していくかを表現したいです。それが極限に達すれば『のだめ』のようなコミカルなキャラクターが生まれることになるでしょう」と語った。『シークレットメッセージ(시크릿 메시지)』はCJ E&MとLINE、そして日本のエンターテインメント企業アミューズ(아뮤즈)が共同企画・制作した作品だ。BIGBANG(빅뱅)のT.O.P(탑:チェ・スンヒョン:최승현)と上野樹里(우에노 주리)が男女主人公を演じている。アジアの若者をターゲットにしたこのドラマは、韓国人男性のウヒョン(우현T.O.P탑)と日本人女性のハルカ(하루카:上野樹里:우에노 주리)がそれぞれ恋の痛みを乗り越え、新たな愛を見いだす姿を描く。1週間の撮影期間を共に過ごしたT.O.P(탑)は「上野さんは韓国語が分からないのに、僕がセリフを言い終わるタイミングを正確につかんでいた。不思議だったので、『どうして分かるの?』と聞いてみた」と言った。上野樹里(우에노 주리)の答えは 「テレパシーが通じたんじゃない」だったという。「のだめ」らしい答えだ。