ソウル市長が計画示す 東京とオーケストラ交流へ
2015年02月05日 17:42
日本を訪問している朴元淳(パク・ウォンスン:박원순)ソウル市長(서울시장)は3日、記者団と懇談し、「東京都知事と会い、ソウル市立交響楽団(서울 시향)と東京都交響楽団(도쿄도 오케스트라)が協演する問題について実務協議を始めることになった」と明らかにした。韓中日の新たな「BeSeTo(베세토)」協力に関し、朴市長はオーケストラ協演について言及した。BeSeTo(베세토)は北京(Beijing:베이징)、ソウル(Seoul:서울)、東京(Tokyo:도쿄)の頭文字で、韓中日の首都交流の枠組みを示す。朴市長は同日、東京都の舛添要一知事との会談でBeSeTo(베세토)に関して話し合ったようだ。朴市長は、長期的には北京も交えた3都市のオーケストラの協演に期待を示した。年内の3都市巡回公演を目標に掲げた。北朝鮮・平壌のオーケストラ(평양 오케스트라)との交流については実質的に困難との見解を示しながらも、北京が参加すれば平壌も参加しやすくなるのではないかと話した。また、朴市長は舛添知事と、日本での「嫌韓(혐한)」の動きに対し意見を交わしたことを明らかにした。「舛添知事(마쓰조에 지사)が嫌韓勢力(혐한세력)とヘイトスピーチ(헤이트스피치:憎悪表現)問題に言及し、防止に最善を尽くすと話した」と伝えた。さらに舛添知事は東京都内に韓国人学校(한인학교)を増やしたいとしてソウルの支援を求め、朴市長は喜んで支援すると答えたという。現在、韓国人学校(한인학교)は東京都内に1校しかない。