ソウル市長 舛添都知事と会談

2014年07月23日 20:35

ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン:박원순)市長は23日、来韓した東京都の舛添要一知事と会談し、両自治体の交流や協力に関する合意書に署名した。ソウル市長の招待を受けて都知事が韓国を公式訪問するのは18年ぶり。朴市長と舛添知事は友好関係のさらなる発展をめぐり実質的な相互支援を約束。具体的には①都市安全②環境③保健福祉④スポーツ交流⑤文化交流など6分野で協力を強化することで一致した。水害、地震、地下鉄テロ、微小粒子状物質、少子高齢化などに関する対策も含まれる。朴市長は会談で、韓国では旅客船セウォル号沈没事故を機に安全に対する関心が高まっているとして、「日本が保有する安全に関連する情報を共有し、ソウルを安全な都市にしたい」と強調。また、先に高齢化社会を経験した日本に学ぶ点は多いとした。これに対し舛添知事は、朴市長と力を合わせソウルと東京を安全な都市にしていくと応じた。さらに、都知事の18年ぶりとなる公式訪問が両国関係改善のきっかけとなることを期待した。舛添氏は朴市長との会談前には、旅客船沈没事故犠牲者のための焼香所を訪れ献花した。ソウル市と東京都は1988年9月に姉妹友好都市提携し、多様な分野で協力事業を推進してきた。ソウル市は同日の舛添知事の来韓に合わせ、読売新聞に全面広告を載せ、韓国のグルメや観光地、伝統文化を紹介するとともに、舛添知事の来韓スケジュールも紹介した。