ソウル市内紅参スパ 日本人に人気

2016年05月06日 21:22

韓国を訪れる外国人観光客の間で、韓国の健康機能食品の代表とされる紅参(홍삼、高麗人参を蒸して乾燥させたもの)を使ったスパが人気を呼んでいる。紅参製品の製造販売大手、KGC人参公社KGC(인삼공사)は6日、ソウル市内の2カ所で運営する「正官庄スパG(정관장 스파G)」の来店者数が昨年1万人を超えたと明らかにした。売上高の70%以上を外国人が占めており、このうち80%が日本人、残りは中華圏だ。正官庄スパG(정관장 스파G)は疲労回復と免疫力増進の効果を持つ紅参を活用した施設で、公社が管理・栽培した6年根の紅参を体験できるという。2011年9月にソウル市南部の大峙洞(대치동)、13年6月に市中心部の明洞(명동)にオープンした。公社の関係者は「開業当初、日本人観光客を中心に口コミで評判が広がり、海外メディアに韓国の異色のスパとして取り上げられた。最近は中国人客が増加傾向にある」と話す。当局の食品医薬品安全処(식약처)から認められた効能以外に、アトピー改善(아토피 개선)や保湿(보습)、抜け毛(탈모)防止などにも役立つという研究結果が出たことでさらに人気を呼んだ。韓国人の間でも親へのプレゼントにしたり、肌の手入れに関心の高い男性が利用したりするケースが増えているという。正官庄スパG(정관장 스파G)では「紅参テラピー(홍삼 테라피)」や全身をマッサージすることで血液循環を促進する紅参スパ(홍삼스파)、紅参液の全身パック(홍삼액 전신팩)、フットスパ(풋 스파존)、ヘッドスパ(헤드 스파존)を受けられる。予約制で料金は9万ウォン(約8200円)台から50万ウォン台まで。予約は日本語ページもあるホームページ( https://www.spag.kr/sp/main/main_idx.php )で可能。