ようやくソウルで桜開花

2013年04月16日 20:55

韓国気象庁は、ソウルで、当初予想より6日、平年より5日遅れで桜が開花したと15日発表した。満開は約1週間後の21-22日ごろになる見通しだそうだ。今年は日本同様変わりやすい天候で、桜前線の北上が遅れた。桜の開花日は開花直前の天候に左右されやすいが、ソウルなどでは4月に入り、季節外れの雪が降るなど、肌寒い天気が続き、開花が遅れたのだ。気象庁の予報担当者は「今年のソウルでの桜開花時期は、4月の気温が低かった昨年とほぼ同じである、開花の早かった2007年と比較すると約2週間遅い」と説明した。このため、12日からソウル市汝矣島で「漢江桜祭り」を予定している永登浦区は、開花の遅れに気をもんでいる。同区関係者は「9日に開花するという予報を受け、余裕を持って3日後の12日から開催することを決めたが、主な会場となる汝矣西路(輪中路)一帯の桜はまだ五分咲き程度にとどまっている」と話した。永登浦区ではこのまま行くと最終日の21日になっても、桜が満開でない可能性があると心配している。一方、比較的温かい天候が続いた南部地方では、開花時期が平年よりも早まった地域が多い。西帰浦(済州道)と釜山市は平年より7日早く、それぞれ先月17日、21日に開花し、大邱市と麗水市(全羅南道)でも平年より8日早く、それぞれ先月23日、25日に既に開花した。