つり橋設置した韓国・統営の島
2016年07月25日 23:30
韓国南部の慶尚南道統営市(경남 통영시)にある島々につり橋が設置されたことで観光客が急増している。同市は、2009年に地域内総生産の約半分を占めていた造船業がリーマン・ショックの影響で破産などの危機に直面したことを機に、観光産業や水産業の育成に力を入れ始めた。市は静かな場所で景色や名物を楽しむ観光客が増えると予想し、「島観光資源化事業(섬 관광 자원화 사업)」を開始した。11年に蓮花島(연화도)につり橋を設置したのを皮切りに12年には欲知島(욕지도)、13年は蛇梁島(사량도)、14年は烟台島(인대도)―晩地島間とこれまでに4カ所につり橋を完成させた。いずれのつり橋からも南海の絶景を眺められる。新鮮な魚や郷土料理を味わえるのも魅力だ。つり橋が設置されてから観光客は増加傾向にある。烟台島(욕지도)―晩地島の場合、設置前の13年の観光客数は約4万1000人だったが、昨年は約10万3000人に増えた。欲知島(욕지도)は11年の約29万人から昨年は約38万9000人に増加した。