「李舜臣大橋」、揺れひどく車両通行禁止
2014年10月28日 18:29
26日、全羅南道光陽市金湖洞と麗水市猫島を結ぶ韓国最長のつり橋「李舜臣(イ・スンシン:이순신)大橋(대교)」が大きく揺れるという通報が相次ぎ、車両の通行が全面的に禁止された。全羅南道消防本部は同日午後6時から10分間に「119(消防)」と「112(警察)」に「李舜臣大橋が普段よりひどく揺れ、吐き気がするほど酔う」というドライバーからの通報が十数件あったことを明らかにした。消防当局・麗水市・光陽市・警察は同日午後6時20分から約30分間、橋を通行していた車を安全な地域に移動させ、ほかの車両については運行を全面的に禁止した。麗水市は「原因を詳しく調べて確かめる」と話している。麗水地方海洋港湾庁も同日午後6時44分から李舜臣大橋(이순신대교)の下を通過する予定だった大型コンテナ船など船舶11隻の通行を制限した。李舜臣大橋(이순신대교)が揺れたのは、道路の舗装工事が原因ではないかといわれている。全羅南道では「李舜臣大橋(이순신대교)では光陽市から麗水市方面に向かう2車線道路の舗装工事が昨年6月から行われているが、同橋があまりにも長いため下に土台となる部分がなく、片側だけ舗装すればその重さと風の影響で揺れが発生する可能性がある」と説明している。李舜臣大橋(이순신대교)は2012年5月の麗水エキスポ開幕前に臨時開通し、昨年2月には完全開通していた。全長は2.26キロメートルで、韓国最長のつり橋だ。