「世界の観光地500選」韓国から3カ所
旅行ガイド ブック大手の「ロンリープラネット(론니플래닛)」が選定・発表する「世界500カ所の究極の観光名所(세계에서 가장 가볼 만한 500대 관광지)」に、韓国から昌徳宮창덕궁と非武装地帯(비무장지대:DMZ)、南山のNソウルタワー(남산 YTN서울타워)の3カ所が選ばれた。ロンリープラネット(론니플래닛)は世界各国の観光ガイドブックを執筆した担当者の評価と、読者による好感度調査などを基に、今回初めて、世界で訪れる価値のある観光地500カ所を選び、順位を付けた。1位は韓国人観光客も多く訪れるカンボジア(캄보디아)のアンコール・ワット(앙코르와트 사원)で、以下、オーストラリア(호주)のグレート・バリア・リーフ(그레이트 배리어 리프)、ペルー(페루)のマチュ・ピチュ(마추픽추)、中国(중국)の万里の長城(만리장성)、インド(인도)のタージ・マハル(타지마할)が続いた。ロンリープラネット(론니플래닛)による世界の観光地500選のうち、韓国の観光地の順位は、昌徳宮(창덕궁)が194位で最も高かった。昌徳宮(창덕궁)についてロンリープラネットは「風水思想に基づいて造られた朝鮮の王宮は、14世紀の洗練された世界に通じる入り口であり、ソウル都心に現在も残っているという点にも驚く」と評価した。非武装地帯(비무장지대)については「南北双方にまたがる観光名所」と紹介し、195位にランク、「ソウルからそれほど遠くない所にある上、共同警備区域(JSA)に入ると、南北の若い兵士たちが対峙している場面が見える。これは超現実的な経験だ」と評した。342位のNソウルタワー(YTN서울타워)については「ソウルの夜景をパノラマのように見ることができる場所で、日が沈むころに訪れるのがおすすめだ。都心の建物に明かりが灯れば、周囲が銀河のように変わり始める」と評した。一方、北朝鮮の観光地としては、平壌の万寿台(만수대)にある金日成(キム・イルソン:김일성)主席、金正(キム・ジョンイル:김정일)総書記の銅像を414位にランクしたのが唯一だ。今回のランキングで少なくとも1カ所以上の観光地が選ばれた国は127カ国に上る。英国(34カ所)と米国(30カ所)が特に多い中、日本も14カ所が選ばれ、インド(10カ所)やトルコ(9カ所)、タイ(8カ所)など、代表的な観光大国を上回った。