「三国遺事」に新しい訳注書

2014年04月07日 20:51

檀君神話(ダンクンシヌァ:단군 신화や朱蒙(チュモン:주몽)、赫居世王(パクヒョッコセ:박혁거세)誕生説話など韓国の民族文化の根っことなる話の宝庫『三国遺事(삼국유사』の訳注書が新しく出版された。最近までの学術研究の成果を加えて解説した。全3巻、2088枚の膨大な分量だ。高麗大学(고려대韓国史学科(한국사학과チェ・グァンシク(최광식教授(61)が1985年から研究を始めたのを2007年から高麗大(고려대のパク・デジェ(박대재教授(43)が引き継いだ。2人の学者の30年間に及ぶ“リレー研究(릴레이 연구”の結実ということだ。チェ教授は「私たちはIT技術は発達したが、文化コンテンツの原形が不足している。三国遺事(삼국유사は、私たちの神話の源泉」としながら「小説・演劇・アニメーション作家やゲームを作る人々がこれを読んで想像力を発揮して多彩なコンテンツを生産してくれたら良い」と明らかにした。パク教授は「『三国史記(삼국사기』がすっきりと整理された政事ならば『三国遺事(삼국사기』は多彩で自然だが研究が難しい資料」として「歴史・哲学・美術史・考古学でさまざまな専門家が蓄積してきた努力が結集されて今回の本を出すことができた」と話した。『三国遺事(삼국사기』は、普覚国師(보각국사の一然(일연僧侶が1280年頃に編さんを始め、彼の死後に弟子の無極(무극が出した。古朝鮮(고조선から後三国(후삼국まで3000年余りの歴史が載っている。王の歴史を扱った「王暦(왕력」、神話的話を扱った「紀異(기이」、仏教に関連した「興法(흥법」など7編に分かれる。王暦編(왕력편を図表で簡略に処理などしたこれまでのほかの訳注書とは違い、別に1つの本としてまとめた。