高麗神社で日韓首脳会談を
2016年05月23日 20:18
朝鮮半島の高句麗の滅亡前後に王族・若光약광ら高句麗人が渡来して定住した高麗郡(고마군)が埼玉県日高市周辺に設置されてから1300年を迎えたことを記念する式典が21日、同市文化体育館「ひだかアリーナ(히다카시 문화체육관)」で開かれた。式典に出席した韓国の南景弼(ナム・ギョンピル:남경필)京畿道知事(경기지사、51)はあいさつで、「韓国、中国、日本を(地理的に)見ると、韓国が真ん中に挟まれていると見られるが、米国など世界に視野を広げると、韓国と日本は共に(行動)しなければならない(한국, 중국, 일본을 지리적으로 보면 한국이 중간에 끼어 있는 것 같지만, 미국 등 세계로 시각을 넓히면 한국과 일본은 함께 해야한다)」として、「その協力を日高市から始められると思う(그 협력의 시작을 히다카시에서 시작할 수 있다고 생각한다)」と述べた。京畿道が伝えた。南知事は「韓国と日本は未来へ進まなければならない(한국과 일본은 이제 미래로 가야 한다)」と強調。「朴槿恵大統領と安倍晋三首相が(若光をまつる)高麗神社で首脳会談を開催することを望む(박근혜 대통령과 아베 일본 총리가 고마신사에서 정상회담을 갖길 기대한다)」と期待を示した。与党セヌリ党改革派のリーダー格とされる南知事は昨年11月、高句麗古墳壁画に描かれた騎射の様子を再現する「高麗王杯 馬射戯~MASAHI~騎射競技大会(고마군 마사희)」にも出席し、両国関係の改善を訴えた。