高麗大と中之島図書館が協定 古書のデジタル化

2014年01月24日 17:50
 

 

韓国・高麗大の海外韓国学資料センターは23日、大阪府立中之島図書館と研究協定を結んだと明らかにした。図書館が所蔵している韓国の古典籍を調査し、デジタル化する作業を行う計画だという。同図書館が所蔵している韓国の古書は1021種・5306冊。1819世紀に刊行されたか、筆写されたもので、保存状態は良いという。韓国統監府・修学院の名誉教授を務めた佐藤六石が収集し、日本に持ち込んだのが大多数だ。センターの関係者は今回のデジタル化作業について、「国内にない資料を閲覧するために現地を訪れる手間を省け、海外にある古書の価値を伝えられる」と期待を寄せた。