韓民族の「恨」
2013年12月14日 18:58
韓国の反日の根底には、「恨(ハン:한)」の感情がある。今年3月1日、日本統治下の1919年に起こった「三・一独立運動」を記念する式典で、韓国の朴槿恵(박근혜)大統領は「日本と韓国の加害者と被害者の立場は、千年の歴史が流れても変わらない」と述べた。日本に対する恨みは永遠に続くと公言したわけである。 だが、この感情は歴史的に韓民族全体に共通するもので、「恨千年(한 천년)」は決して大袈裟ではない。たとえば、チョー・ヨンピル(조용필)が歌ったことでも知られる「恨五百年(한오백년)」という韓国の代表的な民謡がある。高麗の武将・李成桂(이성계)が高麗王朝を倒して李氏朝鮮(1392~1910年)を打ち立てたとき、高麗の遺臣が李成桂(이성계)を恨んで歌った歌が元になっていると言われ、そこでは「恨五百年(한오백년)」という言葉が何度も繰り返される。「恨」とは「恨み辛みや不満を生きるエネルギーに転換した状態」のことで、韓民族特有の精神構造である。確かに、ネガティブな感情が生きるエネルギーになることはあるが、必要以上に攻撃的、非理性的になる可能性がある。民族が団結するためにも、必ず憎悪の対象が必要になるからだ。逆に日本人は、太古の昔から「恨み」という感情をケガレの一種、つまり排すべきものだと捉えてきた。いつまでも恨みを抱き続けるのは悪いことで、いずれ水に流すべきものと考えられてきたのだ。だからこそ、日本人は和や協調性や思いやりを大切にするのである。
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