韓国政府高官が驚いた安倍総理訪米記念ショット

2015年10月11日 19:17

韓国政府で対米外交を担当する複数の関係者は今年4月、日本の安倍首相(아베 총리)が訪米した際、日本と世界の主要メディアが発信した写真を見てショックを受けたという。当時、オバマ大統領(오바마 대통령)は「米国の精神的シンボル」とも言えるワシントンのリンカーン記念館(링컨 기념관)に安倍首相(아베 총리)を招き、一般の観光客を立入禁止として安倍首相(아베 총리)と2人だけで対話を交わす場面を演出した。上記の関係者の1人は「『米日両国の蜜月』をこれ以上に強く示したものはない。この写真を撮影するために、日本の外務省がどれだけ多くの時間と労力を傾けたかを考えると、背筋が寒くなった」と語る。朴槿恵(パク・クネ:박근혜)大統領の訪米を1週間後に控え、韓国外交部(省に相当)も1枚の写真を演出しようと頭を痛めている。首脳会談の内容に劣らず「強固な韓米関係」や「首脳同士の個人的信頼関係」を示す象徴的な1枚の写真が、訪米の成否を分けると言っても過言ではないからだ。ある外交筋は9日「最近、米国では『韓国の中国傾斜論』が広まりつつあり、韓国では『米国は日本との関係をより重視している』といった憂慮が根強い。そのためこれらを払拭させることが、今回の訪米における大きな目的の1つだ」と説明した。その上でこの外交筋は「一般国民には『複雑な会談の内容や結果』よりも『1枚の写真』が外交の成果を示すのに大きな効果がある」との見方を示した。韓国政府はその「1枚の写真」を撮影するため、様々なアイディアを米国に提案しているという。とりわけ公式会談とは別の私的な場所をいかに演出するかについて、多くのやり取りが行われているようだ。かつてロイター通信主席写真部長(로이터 수석사진부장)としてホワイトハウス백악관を担当した経験のあるカン・ヒョンウォン(강형원)氏は「会談の会場では型にはまった写真しか撮ることができない。新しい絵は新しい空間から出てくるものだが、これを作り上げるには両国の外交、儀典、警護など様々な担当者の間で緊密かつ徹底した話し合いと準備が必要だ」と語る。韓国政府関係者も「そのような写真は両国の利害関係が一致した時にのみ撮影が可能だ」と説明した。専門家は写真外交におけるこれまでの成功事例として、2011年10月に当時の李明博(イ・ミョンバク:이명박)大統領が訪米した際、ワシントン近郊の韓国食堂でオバマ大統領오바마 대통령、クリントン国務長官(클린턴 국무 장관、当時)と共に笑顔で食事する場面を例にあげている。朴大統領は13年5月の訪米の際、ホワイトハウス(백악관)のローズガーデンでオバマ大統領(오바마 대통령)と対話を交わす様子が演出された。

 


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