韓国の飲酒運転三振アウト制度

2015年12月14日 20:25

飲酒運転(음주운전)で3回摘発された場合、血中アルコール濃度(혈중알코올농도)とは関係なく運転免許を取り消すことができるとした「飲酒運転三振アウト制度(음주운전 삼진아웃 제도)」は、憲法に合致するとの判決が下った。憲法裁判所は13日、飲酒運転三振アウト制度(음주운전 삼진아웃 제도)を定めた道路交通法(도로교통법)の関連条項に対する憲法訴訟で、裁判官全員の一致により、合憲との決定を下したと発表した。トラック運転手(트럭운전사)の男性は昨年9月、血中アルコール濃度(혈중알코올농도)が0.082%の状態で運転し、警察に摘発された。2001年と04年にも免許停止の処分を受けていることから、三振アウト制度(음주운전 삼진아웃 제도)により免許が取り消されていた。憲法裁は「免許の取り消しは、国民の生命や身体を保護し、公共の安全を確保するためのもので、立法の目的が正当だ」と説明した。