日韓議員による親善囲碁大会 11年ぶりに来年1月
2014年09月28日 18:43
韓国与党セヌリ党(새누리당)の元裕哲(ウォン・ユチョル:원유철)国会議員は28日、報道資料を通じ来年1月にソウルで日本の国会議員と親善友好囲碁大(친선우호 바둑대회)会を開催すると発表した。両国の国交正常化50年(한일 수교 50주년)に合わせて開かれるもので、実現すれば11年ぶりとなる。韓国国会の囲碁会の会長を務める元議員が25日に訪日した際、囲碁文化振興議員連盟会長の菅直人(간 나오토)元首相と開催で合意したという。小川勝也(오가와 가쓰야)参院議員(民主党)、後藤田正純(고토우다 마사즈미)衆院議員(自民党)らが名を連ねる同連盟の議員と韓国の与野党議員が対戦する。同大会は1999年に日本で初めて開催された。04年まで毎年、日韓持ち回りで開かれたが、政治的な理由などで中断した。元氏は「来年の国交正常化50周年に合わせて開催される大会が今後の両国議会の文化・スポーツ交流拡大につながり、議員が中心となって日韓関係を改善したい」とコメント。菅氏らによって日本が慰安婦問題で責任ある立場を取るよう安倍政権に伝えてほしいとも話している。菅氏は囲碁大会について、議員外交により関係改善に寄与できるよう期待していると話したという。元氏は日中韓3カ国による親善友好囲碁大会(한·중·일 의회 간 친선우호 바둑대회)の開催も推進するとしている。