日韓市民が朝鮮通信使の足跡たどる「ソウル―東京」ウォーキング

2015年03月31日 20:02

朝鮮王朝から日本に派遣された外交使節団「朝鮮通信使(조선통신사)」の足跡をたどり、日本と韓国の市民がソウルから東京までの1158キロを踏破する「21世紀の朝鮮通信使 ソウル―東京 日韓友情ウオーク(21세기 조선통신사 서울- 동경 우정워크)」が4月1日から52日間の日程で実施される。韓国体育振興会(한국체육진흥회)や日本ウオーキング協会(일본워킹협회)などの主催で、2007年から隔年で開催されてきた同イベントは今回が5回目。主催側は、日本と韓国の国交正常化50周年に合わせ、両国が共同で推進する朝鮮通信使(조선통신사)の国連教育科学文化機関(ユネスコ:유네스코)世界遺産登録(세계 문화유산 등재)への機運と友好ムードを盛り上げると説明した。日本人28人、韓国人17人、在日コリアン5人の計50人が全日程を踏破する。区間別や1日のみの参加も可能で、主催側は多くの市民の参加を呼びかけている。参加者はソウルの旧王宮、景福宮を出発し、釜山までの525キロを歩く。釜山からは船で日本に渡り、通信使が船で移動した瀬戸内海沿岸はバスで移動、大阪から東京までを歩く。各地で韓日交流イベントにも参加する。