日本統治下朝鮮社会の映像上映イベント
韓国映像資料院(한국영상자료원)は今月11日と25日に、ソウルの汝矣島公園(여의도공원)で、植民地時代の社会の様子を写した映像2種を上映するイベント「飛行機劇場(비행기극장)」を開催する。映像資料院(영상자료원)とソウル市(서울시)が共同主催する今回のイベントは、汝矣島公園(여의도공원)にある大韓民国臨時政府記念空間(대한민국 임시정부 기념 공간)「C47飛行機(C-47 비행기)」の中で開催される。11日には映画「兵隊さん(병정님)」(方漢駿〈パン・ハンジュン:방한준〉監督、1944)、25日には「銃後の朝鮮(총후의 조선)」「朝鮮の愛国日(조선의 애국일)」など植民地期に作られた宣伝映画5編が紹介される。上映後には、独立運動の歴史のPRを行っている歴史学者・辛珠柏(シン・ジュベク:신주백)教授の講演が計画されている。「兵隊さん(병정님)」は、太平洋戦争末期に朝鮮人の徴兵を宣伝するため、朝鮮軍報道部(조선군 보도부)が製作した戦争動員宣伝映画(전쟁 동원 선전영화)。当時の大衆文化を通した日本の宣伝策略をうかがい知ることができる。また「銃後の朝鮮(총후의 조선)」「朝鮮の愛国日(조선의 애국일)」などは、日本の戦勝を広報したり、日本の朝鮮収奪を正当化したりする目的で作られた宣伝映画だ。映像資料院側は「植民地時代に対する一般の理解を高めると同時に、独立運動と愛国の精神を振り返ることのできる場になるだろう」と語った。同イベントには、「大韓民国臨時政府記念空間 C47教育文化行事(대한민국 임시정부 기념 공간, C-47 교육문화행사)」の申請ウェブサイト(신청 웹사이트)かフェイスブック(페이스북)を通して事前申請を行えば、誰でも参加できる。