日中韓が「ジオサミット」

2015年04月08日 20:05

日本、中国、韓国の地質調査機関が8~9日に北京で「第1回ジオサミット(제1차 지오서밋)」を開催する。中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山の噴火に備え、共同地質探査の実施などについて協議する。日本地質調査所(일본지질조사소)、中国地質研究所(중국지질연구소)、韓国地質資源研究院(한국지질자원연구원)が東アジアの地質図作成プロジェクト(동아시아 국제 지질도 작성 프로젝트)や、三次元地質探査(3차원 지질탐사)、地質災害(지질재해)などのテーマについて協議する。特に白頭山(백두산)の噴火に備えて中韓が進める共同調査について、日本側にも参加を要請する見通しだ。中韓は2017年までに非破壊検査(비파괴 검사)やボーリング調査を実施し、白頭山の地質構造を精密に調査する計画だ。韓国地質資源研究院(한국지질자원연구원)は「3カ国の共同研究が進めば白頭山の噴火をより正確に予測できる(한중일 3국이 공동연구를 진행한다면 백두산 폭발을 더욱 정확히 예측할 수 있다)」と期待する。