平昌五輪 日本分散開催可能か?
2014年12月09日 18:21
日本では国際オリンピック委員会(국제올림픽위원회:IOC)の提案で冬季五輪(동계올림픽)の一部招致に期待している。しかし、この議論が2020年の東京五輪の韓日分散開催にまで及ぶことには警戒している。世耕弘成官房副長官は8日の記者会見で「IOC総会で決定されたものでなく、平昌五輪組織委員会(평창 동계올림픽 조직위원회)も検討していないと聞いている。日本政府としてのコメントは差し控えたい」と述べた。ひとまず平昌(평창)の動きに注視するという姿勢のようだ。日本政府と日本オリンピック委員会(JOC)は現時点で、2020年東京五輪での韓日分散開催の可能性について一切言及していない。NHKもIOC提案を「日本国内の競技場での分散開催」と受け止めている。東京都は財政問題によりバスケットボールやバドミントンなど3競技場の建設を取り消した。IOCはこれについて「大阪のように大きな競技場がある都市にも目を向ける必要がある」と言及、このためバスケットボール予選は大阪で開催される可能性もあるとの見方がある。しかし、東京都は「東京の既存施設と埼玉など近郊の競技場で十分に対応できる能力がある」として、日本国内での分散開催にも否定的な見解を示している。