安倍首相 日韓は「戦略的利益を共有」

2016年01月22日 17:31

日本の安倍晋三(아베 신조)首相は22日に衆参両院本会議で施政方針演説(시정방침 연설)を行い、韓国について「戦略的利益を共有する最も重要な隣国(전략적 이익을 공유하는 가장 중요한 이웃나라)」だと述べた。安倍首相は「昨年末に慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認し、長年の懸案に終止符を打った(지난해 말 위안부 문제의 최종적이고 불가역적인 해결을 확인하고, 오랜 현안에 종지부를 찍었다)」とした上で、韓国と「新たな時代の協力関係を構築し、東アジアの平和と繁栄を確実なものにしていく」と表明した。2013年、14年の演説では、韓国について「基本的な価値や利益を共有する最も重要な隣国(기본적 가치나 이익을 공유하는 가장 중요한 이웃나라)」と述べたが、昨年は「最も重要な隣国(중요한 이웃나라)」との表現にとどめていた。慰安婦問題をめぐる合意により、歴史問題などで対立していた両国関係が新たな局面に入ったことを踏まえ、今年は「戦略的利益を共有する(전략적 이익을 공유한다)」との文言を付け加えたようだ。ただ、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦被害を象徴する少女像の移転や慰安婦被害者の支援財団設立など課題が残るだけに、「価値を共有(가치 공유)」との言葉までは使わなかったとみられる。