在韓日本大使館 6月ごろ隣接ビルに臨時移転

2015年01月19日 10:44

ソウルの在韓日本大使館(주한 일본대사관)が本館の新築のため、6月末ごろに隣接するビルに臨時移転することが18日、分かった。近く賃貸契約(임대 계약)を結ぶという。大使館関係者やビル関係者が明らかにした。日本大使館側(일본대사관측)は立地やセキュリティーなど条件に合う物件が見つからず、移転先探しに苦慮してきた。臨時移転先には本館近くのビルにある領事部(영사부)も入る。韓国の外交部に対し、臨時移転の計画を伝えたという。日本大使館側(일본대사관측)は2020年の完成を目指し、本館を建て直す計画だ。76年に建てられた本館は地下1階・地上5階(高さ23.45メートル)だったが、新たに建設されるビルは地下3階・地上6階(高さ32.4メートル)の規模となる。延べ面積は現在の3604平方メートルより約3倍増えるという。日本大使館(일본대사관)の敷地は文化財保護のため、建物の高度制限(30メートル、景福宮から半径100メートル以内は14メートル)が設定された地域。韓国文化財庁문화재청은は12年、日本大使館側(일본대사관측)の新築計画案を不許可としたが、13年に決定を覆し、国会の国政監査で議論になっていた。日本大使館(일본대사관)の本館は敷地の一部が文化財庁の許可が必要な景福宮(경복궁)の半径100メートル以内に位置している。この部分はほかより低く建てられる。