仁川空港、日本出発の乗り換え客が急減

2014年09月21日 21:11

東京の羽田空港(하네다공항)が国際線路線を強化し、免税店を24時間営業するなど利用客の増加に力を入れている中、仁川国際空港(인천국제공항)を経由して欧米に向かう日本の乗り換え客が急減している。仁川国際空港公社(인천국제공항공사)によると、4-8月の日本の乗り換え客は38万9557人で、前年同期(42万8784人)に比べ約4万人(9.1%)減少した。日本出発の乗り換え客に限ると、22万322人から19万6224人に10.9%の減少だ。羽田空港(하네다공항) は今年3月、国際線の年間発着枠を6万回から9万回に1.5倍増やし、欧州や東南アジア、米州路線を強化したが、その影響が数字にはっきりと表れている。仁川空港(인천공항)の乗り換え客が減少し始めた昨年9月から今年2月にかけ、同空港を経由して欧米を往復した日本の乗り換え客は前年同期に比べ5万6000人減少した。同期間、仁川空港(인천공항)の国際線乗り換え客は11万8000人減少したが、その約半分が日本の乗り換え客ということになる。また、これまで国内線に重点を置いていた上海浦東国際空など中国の空港が国際線の直行便を増やしたことで、仁川空港(인천공항)を経由して米州などに向かう中国の乗り換え客も減っている。昨年9月から今年2月にかけ、仁川空港(인천공항)を経由して米州を往復した中国の乗り換え客は前年同期比5万1000人減少した。仁川空港(인천공항)の関係者は、日本と中国が航空政策を変更して激しく追い上げてきていると述べ「国家レベルで仁川空港(인천공항)の乗り換え機能を強化すべきだ」と指摘した。