京都最古の寺 新羅系渡来人が建立

2014年05月15日 19:04

文化遺産踏査ブームを문화유산 답사 붐起こした兪弘濬(ユ・ホンジュン:유홍준)明智大学客員教授(명지대 석좌교수)が『私の文化遺産踏査記―日本編3京都の歴史(나의 문화유산답사기 일본편의 세 번째 책 교토의 역사)』を出版した。昨年出された九州編(규슈편)と飛鳥・奈良編(아스카·나라편)に続く3冊目の日本踏査記で、日本の千年の古都京都を見て回る。13日にソウル市内で開かれた出版記念講演会で兪教授(유 교수)は、「釜山(プサン)から船に乗り九州に修学旅行に行く高校生らを見て、『あの子どもたちのための踏査記を書かなければならない』と考えたことがここまでくることになった」と話した。 今回の本では京都という都市が誕生し文化の花を咲かせる過程を時代順に踏査する。その道で自然に渡来人の痕跡と出会う。京都で最も古い寺である広隆寺고류지は新羅系渡来人(신라계도래인)の秦(하타)氏が建てた寺で、日本の国宝第1号である弥勒菩薩半跏思惟像があり韓国との縁が深い。日本の3大祭りのひとつである祇園祭を主管する八坂神社は高句麗系渡来人の八坂氏が建てた。20~30年前には旅行パンフレットや案内板にこうした内容が書かれていたが、現在ではあまり見られない。「京都を訪問する多くの韓国人すらこうした事実を知らずにいます。秦하타氏の場合、学界で新羅系渡来人(신라계도래인)であることは確実だと認めているにもかかわらず、一般の日本人の間では始皇帝の子孫という誤った常識が通用しています」。踏査記は韓半島渡来人が残した足跡を探すことにとどまらず、以後唐に習った「唐風」、自分たちの力で文化を編み出そうとする「国風」などを経て、京都が日本文化の首都として位置づけられていく過程を遺物と遺跡を通じ詳細に教える。兪教授(유 교수)は、日本の文化遺産踏査を通じ世界史の中で韓国の現在を見つめる目を育ててほしい」と話している。