世界文化遺産・宗廟で朝鮮王室の祭礼儀式

2014年04月19日 18:40

宗廟大祭(チョンミョデジェ:종묘대제)は朝鮮王朝時代に始まった王室の祭礼儀式である。現在でも毎年5月第1日曜日(2014年は5月4日)に、歴代の王と皇后の御霊をまつる宗廟(チョンミョ:종묘)において、王室直系の子孫によって執り行なわれている。作法や衣装、祭礼音楽を今に伝え、王朝文化の保存と継承という意味で歴史的・芸術的な価値が高く、参列者が数百人にものぼる祭祀は観覧客の目を引く。王朝絵巻のような格調ある伝統文化に触れられるお祭りた。今年の行事は雨天決行で、11:30~12:30には御神輿行列の予定だったが、韓国南西部の珍島沖で発生した旅客船沈没事に配慮し中止となり、13:00~15:00の永寧殿の祭祀行事(宗廟:종묘) 及び16:30~19:00 正殿での祭祀行事(宗廟:종묘)は行われる予定だ。一見の価値はあるだろう。