ソウルで大震災復興PR
東日本大震災(동일본 대지진)から5年を控え、風評被害の払拭に向け、被災地の復興状況などを発信するレセプション(리셉션)が19日、ソウルの日本大使公邸で開かれた。レセプション(리셉션)には韓国政府や観光関係者らが出席。福島県(후쿠시마현)や宮城県(미야기현)、青森県(아오모리현)、鹿児島(가고시마현)の現在の状況や観光・物産の紹介などが行われた。日本酒や東北の郷土料理も振舞われた。レセプション(리셉션)に出席した日本政府関係者らの関心は韓国政府が福島など8県の水産物に対する輸入制限措置に集中された。若松謙維(와카마츠 가네시게)復興副大臣(부흥청 부대신)はあいさつで、「一刻も早く輸入規制措置を撤廃してもらい、復興した宮城県で採れるおいしいホヤを食べてもらいたい(빨리 수입규제가 풀려미야기현에서 나는 맛있는 멍게를 드시며 기쁘겠다)」として、「福島の食料品はある意味で世界で一番安全だと考えている(후쿠시마의 식료품은 세계에서 가장 안전하다)」と強調した。その上で、「ぜひ東北を訪問し、東北の食を味わい、東北を体験してください」と呼びかけた。濱地雅一(하마치 마사카즈)外務大臣政務官(외무성 정무관)は「日韓間の緊密な経済関係に深刻な懸念を及ぼしかねないという懸念も持っている(양국 간의 긴밀한 경제관계에 심각한 영향을 초래하지 않을까 걱정된다)」として、「WTOの紛争処理の結果を待つことなく、一刻も早い規制の撤廃を期待している(세계무역기구의 중재 결과를 기다릴 것 없이 하루빨리 규제가 풀리기를 기대하고 있다)」と述べた。会場には4県の観光地を紹介するパンフレット(팸플릿)や記念品(기념품)などを展示するブースも設けられた。レセプション(리셉션)に参加した韓国外交部の林聖男(イム・ソンナム:임성남)第1次官(1차관)は韓国が震災当時、世界で最も早く救援隊を派遣したことなどを取り上げ、両国の「絆」を強調したが、水産物の輸入規制については言及しなかった。林氏は「震災は両国国民の間に相互に深い友情と絆を育み、両国が難しい時ほどお互いを助け合う隣国であることをもう一度確認する契機となった(동일본 대지진 사태는 한일 양국이 어려울 때일수록 서로를 돕는 이웃임을 다시 한 번 확인하는 계기가 됐다)」として、「今回の行事が韓日地方交流のさらなる活性化にも寄与することを願う(행사가 한일 지방간 교류를 더 활성화하는데도 기여하길 바란다)」と話した。